勉強や仕事に使える「モチベ・集中力UP」ブログ

主に受験生や仕事する人に向けた「モチベ・集中力」を維持、向上するための方法などを記事にしています。

集中力の高い人は、ネガティブな感情も利用している!?感情と集中力の関係とは。その2

f:id:juken-zui:20181122000638j:plain

 

この記事は前回の続きです!

 

juken-zui.hatenadiary.jp

 

 

さて、前回は、感情と集中力が大きく関係しているというお話と、怒りの感情と集中力についてのお話をさせていただきました。

 

 

今回は、「哀しみ」と「喜び」「楽しさ」についてお話していこうと思います!

 

今回のお話で喜怒哀楽すべての感情についてのお話を終えることになりますが、

 

この記事を読み終えて実際にうまく使いこなすことができれば、あなたの集中力も爆発的に上昇すること間違いなし!

 

その未来をイメージしながら、この記事を読み進めてみて下さい!(笑)

 

 

 

「哀しみ」は冷静でフェアな意思決定を促す

哀しい時というのは、何も手につかないようなイメージがあります。

 

ところが、社会心理学の研究では哀しんでいる時ほど、人は冷静な意思決定ができることがわかっています。

 

オーストラリアのニューサウスウェルズ大学の社会心理学者ジョー・フォーガスは、「哀しみが人を注意深くし、細部に関心を持たせ、焦点を合わせやすくする」と指摘しています。

 

フォーガスらが行った実験では、被験者に死とがんについての短編映画を見せ、憂鬱な気分になった状態で、様々な意思決定をテストしました。

 

すると、噂話の正確さについての判断や過去の出来事を分析するような課題の成績が、短編映画を見ていないグループよりも高くなるという結果に。

 

さらに、哀しい気持ちでいる被験者のほうが、知らない人をステレオタイプ的に分類する傾向が大幅に低く(思いこみで相手を判断しない)、また、算数の問題でのミスも少なくなることがわかりました。

 

つまり、冷静かつ公平な意思決定ができるというのが、哀しみの感情の効果なのです。

 

とはいっても、哀しみの中にある間、行動力は落ちてしまうものです。

そこで、投資に関する判断やビジネスでの新しい取り組みなど、最近の自分の意思決定を見直す機会にしていきましょう。

 

静かな環境でのデスクワークに時間を割くと、哀しみの感情をペースに深い集中得られるはずです!

 

 

「喜び」「楽しさ」は、想像力を高め、意思決定を速くする

喜びの感情は、人をクリエイティブにし、目の前の出来事に対する意思決定を速くする力を持っています。

 

例えば、「企画案が通った。やった!」「試験の結果がよかった。嬉しい」「彼女雨とデートできることになった。ヒャッホー!」といった感情が湧き起こった日は、その勢いのまま、新たな企画を考えたり、より創造性の高い問題にチャレンジしたり、デートコースを綿密に立案したり、クリエイティブな活動に時間を割きましょう。

 

すると、喜びの勢いのまま、フロー体験に近い、高い集中状態に入っていけます。

 

とくに頭の中にあるアイデアをを次々と出していくような時間として使うと、普段は「くだらない」と切り捨ててしまうようなヒントから、意外なプランを導き出せるかもしれません。

 

リラックスできる環境で、できればあなたに否定的ではない人たちと、「会話のキャッチボール」重ねていくとより効果的です!

 

 

しかし!

 

 

逆に気分が乗っている時、喜びを感じているときにやってはいけないことがあります。

それは、人の話を聞くことです。とくにセールスは危険です。

 

「〇〇がある生活をイメージしてください」と言ったセールストークを受けて、活発になっている想像力が刺激され、素早い意思決定を下してしまう、、、

つまり、勢い良くYESと言ってしまうからです。

 

 

喜びを感じているときは、哀しみを感じている時とは反対に、冷静な判断ができず前へ前へと進んでしまいがちです。これは別の何かがうまくいっているときは、「全てうまくいく」と感じてしまうからです。

 

事業を成功させ、判断力に優れているはずの経営者などが、普段は引っかからないのではないか?と思うような投資詐欺などに引っかかってしまうのは、喜びの感情にあることをうまく利用されたケースがほとんどなのです。

 

いいことばかり起こりそうな気分のときほど、物事の判断に関しては集中力が落ちていると覚えておきましょう!

 

 

さて、今回のまとめとしては、

 

・哀しいときは冷静な判断が必要な決定をしたり、自分を見直す機会にしよう!

 

・喜びや楽しさの感情はクリエイティブな活動と組み合わせよう!

 

・物事の判断を喜びや楽しさの感情と組み合わせるのは要注意!

 

となります!

 

 

喜怒哀楽の感情と自分のするべき取り組みをうまく組み合わせて、より効果的に集中して作業に取り組んでみましょう!

 

今のあなたはどんな感情ですか?(笑)

その感情にあった取り組みをしてみると、早速効果を実感できるかもしれません!

 

ではまた!